あるとき、「すべての女性は女神なんだ」ということを聞きました。
え、こんな日常の瑣末なことに追われている私が女神?まさか?
そんな風に最初は思っていました。
しかし、もう10年くらい前のことになりますが、当時私はルームフレグランスを扱う商社に勤務していて、その時の社長はITベンチャー出身の「社会的地位の獲得、支配、勝ち負け、成し遂げること、攻撃、分離、評価」といった超男性性だけで生きているような人の元で働いていました。
男女関係なく23時くらいまで残業は当たり前。私は体があまり強くないので、仕事をせめて20時くらいには上がりたいと必死に自分の仕事を終わらせていましたが、なぜか仕事が終わった後もPCのタイピングの練習を1時間くらいやれと言われ会社に居続けなくてはならなかったりと(今思うとタイピングで残業って意味不明 笑)、なかなかのブラック企業でした。
そんな感じで、私は時間効率をよく仕事をしていたにも関わらず残業をしないのでやる気がないとみなされ、「もっと男気を見せろ!」とその社長に言われたことがあります。
その時、ハッと気づいたのです。
え、私って男だったっけ?男気って何?
もっと女性的な生き方、働き方をしてもいいのではないか…?と。
それから「女性性」「女神」という言葉が、
突然気になるようになりました。
先ほどの男性性に対して女性性は「受容、共感、調和、統合、育む、慈悲、直感、感性、安定」など。要は、何かを取りに行く!という積極性とは逆の、流れに身を任せサレンダーな生き方をする、ということかなと私は認識しています。
どちかかが過剰では生きにくい。
でも、どちらの自分も大切にしたい。
特に、物事や情報の流れが早い現代では流されすぎても生きずらい。
けれど、go on the flow の状態を体験することでしか得られない、
大きなものに身を委ねる官能や豊かさを感じる瞬間も大切にしたい。
そんな想いでいつかテーマにしたいなと思っていた、
愛や豊かさを司る「金星」の女神を表現したのが、「AURORA」という香り。
古くから潜在意識を高め願いを叶えるとされる金木犀(オスマンサス)や、聖母マリアの象徴となるマドンナリリーがメインの華やかなフローラルノートで、初秋にぴったりのフレグランス。
長くなりましたが、自分の女性性を忘れかけているかも?
と思われる方は、ぜひ手にとっていただけたら嬉しいです。
*
AURORA オーデトワレ
https://ablxs.thebase.in/items/68158457
黄金色のヴェールに包まれる夜明け
それは甘美で愛に溢れる花々の香り
【Type】Brilliant Floral
TOP : ベルガモット、ライム、ダヴァナ
MIDDLE : オスマンサス(金木犀)、ネロリ、マドンナリリー
LAST : ゴールデンアンバー、シダーウッド