現代に蘇る任天堂の世界〜京都旅日記 その1〜

去年飛行機の機内誌で見てからずっと泊まってみたい!と思っていた京都のホテル「丸福楼」に、先日京都出張の折宿泊してきました。

 

石造りの建物が大好きです

 

実は、この趣ある風貌から相当昔からあるホテルなのだと勘違いしていたのですが、なんと2022年4月に完成したばかりなのだとか。

幾何学的な石モチーフの組み合わせ

広い広い敷地には「スペード」「ダイヤ」「ハート」「クローバー」棟と名付けられた4棟の建物がパズルのように入り組んでいて、宿泊者はどの棟も見学OKで私も探検させていただきました。

1930年に竣工した任天堂旧本社社屋は、もともと事務棟・住宅棟・倉庫棟の三棟から成るそうです。

古めかしいエレベーターを発見

モダンな壁紙×和な照明が新鮮

建物にはアール・デコ様式が用いられ、直線的なデザインや幾何学的模様のモチーフとビリジアングリーンやボルドーのシックで鮮やかな色合いが印象的。当時から続くこの美しいベースの建築を生かし、ホテル「丸福樓」は世界的な建築家・安藤忠雄氏による新たな建築とともに現代に蘇りました。

不思議な鳥のオブジェがお出迎えしてくれる

このメイン通路に鎮座する鳥のオブジェは、造形作家・玉田多紀氏の作品で、ホテルへの改築工事の際に出た廃材などを活用して制作されたそう。

貴重な鍵たち

ホテルのラウンジには、当時の建物で使われていたと思しき鍵もディスプレイされていて、鍵フェチとしては大変ときめきます…!

宿泊者のみがこのキーホルダーを買えるそう

また、お部屋の鍵とキーホルダーも雰囲気があって素敵です。

暮らすように過ごせる客室

今回の旅では、あちこち飛び回るのではなく静かに過ごしたいと思っており(ちょうど台風が来ていたのもあって)、広々と落ち着く客室が本当に良かったです。

縦書きの文章ってなんだか格好いい

全然筆がのっていなかった、シナリオライタークラスの課題も進む進む…。
無駄なもののない空間でのお仕事って、集中できるなと改めて実感。
(ホテルに缶詰で文章を書くことへの憧れって、ありませんか?)

甘えん坊猫

夜のお散歩から帰ってくると、おや…?猫の鳴き声が?

ホテルの広い外塀にもたれ掛かるようにして猫が寝ているではありませんか。
どうやらかなり人慣れしている猫さんだったようで、ナデナデさせてくれました。
かわゆい。お出迎えしてくれてありがとうね。

後編に続く…

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