展示会にてお披露目させていただいた、
「映し世 -Re-frain-」フレグランスシリーズがついに通販でも発売開始!
(展示会当日の模様はこちらからどうぞ!)
全アイテム、今回は希少な香料を使用しておりますので数量限定となります。
ぜひこの機会にご利用ください^^
また、今回の「映し世」フレグランス シリーズ、足を運ぶのが難しかった方むけに
「映し世 -Re-frain-」フレグランス シリーズ 全5種
あの世とこの世を 移ろいゆく…
自我の溶解を繰り返し、滅びては、
私は また生まれ出でる
“輪廻転生”の花々を 手向ける儀式
【商品詳細・ご購入ページはこちら】
以下、5種類の解説です。
よかったらゆっくりと読んでみてください^^
暁〈AKE〉
薄闇の未明
彼岸を渡る道すがら 天照らすは
曼珠沙華の緋参道
Type:
Medicinal Woody
TOP – Taget,Petitgrain
MIDDLE – Hiba,Saffron
LAST – Angerica root,Amber
薄闇が明け、曼珠沙華が紅色の広大で長い道が続く。
荘厳で心安らぐ、青森ひばがキーの日本的な樹木の明け方をイメージした香り。
*
暁(あかつき)とは、夜明け前のまだ暗い頃・未明を指す言葉。
朝の薄闇を曼珠沙華の真っ赤な花々が彩り、緋毛氈のように道ができていく。
静かな始まりをイメージした香り。
彼岸花とも呼ばれ、あの世とこの世を繋ぐ花。
「輪廻転生」という今回のテーマを描くとき、
一番最初につくりたいと思った花でもあります。
宵〈YOI〉
月は 宵闇に遮られる
酔狂な 蘭と葡萄酒の響宴
紫煙たわむる 雅人の影法師
Type:
Winy Floral
TOP – Viola,Ylang Ylang
MIDDLE – Orchid,Cherry
LAST – Hymalaya cederwood,Oakmoss
宵闇に遮られ 月が消えたある夜の瞬間。
ぶどう酒を交わしあう麗人から漂う妖艶な蘭の香り。
*
今回の展示・通販でも一番人気の香り*
「令和」の元号の由来にもある、蘭の芳しさを香りに。
“令和”という新元号は万葉集の
「初春の令月にして気淑く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香(はいごのこう)を薫らす」
からとられているそうですね。
期せずして、今の時代を象徴するような蘭の香りを発表でき嬉しい。
奈良時代から、蘭はすでに高貴な麗人の香りとして親しまれていたのでしょうね。
暁の明星・宵の明星という言葉がありますが、
今回の〈暁〉と〈宵〉は実は対になっている香り。
明け方と夕方、どちらも昼と夜とが入れ替わる瞬間の美しさを持つ、独特な時間。
夕闇に浮かぶ月が雲間に消え、その中で宴を開いている
麗人たちの衣から薫る芳しい蘭や葡萄酒の香りをイメージしました。
朧〈OBORO〉
幼い日の帰り道
雨水を湛えた 白菊が
しっとりと
真実のわたしを誘う
Type:
Rain Floral
TOP – Parma rosa,Majoram
MIDDLE – Anthopogon(Tibetan Rhododendron)
LAST – Vetiver,Musk
雨水を湛えた白菊が、
おぼろげに霞んで見える満月のようにきらめくフローラル
ヒマラヤ地方では薬としても使われているチベット産石楠花(シャクナゲ)が、
まるで日本菊のような懐かしさを誘う香り。
惑〈MADOU〉
ダチュラ…
目が眩む 偽りの白に
旋回する視界の終わり
Type:
Phantom Floral
TOP – Tuberose ,Cardamon
MIDDLE -Honeysuclke
LAST – Myrrh,Cinnamon,Ambergris
口にすると麻薬のように気が狂うといわれる、ダチュラの花の媚薬的な香り。
可憐な中に妖しさを宿した、実は一番拘って作った作品です。
以前村上龍の小説「コインロッカー・ベイビーズ」に『ダチュラ』という呪文が出てくるシーンを読んでから、一体どんな花なのだろう?と個人的にも非常に思いを馳せていた花です。可憐で繊細、でも狂気的…そんな香りになったと思います。
融〈TOKERU〉
謀りごと ひりつく甘い罠
堕ちてと呼ぶのは
うつぼかずらの囁きか
Type:
Waterfall Green
TOP – Lemon Martre,Teatree
MIDDLE – Violet leaf
LAST – Cardamon,Pepper black
熱帯植物園に入った瞬間のような
熱気を感じるスパイシーグリーン
今回一番異色な、食虫植物のウツボカズラをイメージした香り。
こちらは意外にも?!今回の2番人気!
アマゾンを感じるような雄大な、けれどもどこかミステリアスさもあるグリーンです。