切ない「残り香」

 

あなたは今季のテレビドラマ、
何か観ていましたか?

私はTBS日曜21時〜の「ごめん、愛してる」
を毎週欠かさず観ていました!

もともとはTVをそんなに熱心に見るほうではないのですが、
初回の放映を観て、そのストーリーに惹き込まれ
いつしか日曜21時を待ちわびるほどになっていました(笑)

昨日、遂に最終回を迎えてしまったのですが、
「香り」にまつわる印象的なシーンが
あったのでご紹介したいと思います*
(少々ネタバレ含みます!)

まずは、この物語のあらすじを…。

幼いころ母親に捨てられ、
不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也)。
底辺で生きる彼の居場所はもはや裏社会にしかなかった。

そんな暗澹とした日々を送っていた律は、
ひょんなことから危ない目にあいそうになっていた
一人の女性・三田凜華(吉岡里帆)を助ける。
後に、これが二人にとって運命を変える出会いとなる…。

律(長瀬智也)は、実は裏社会である人を守るため、
手術では取ることが出来ない部分に銃弾を受け、余命数ヶ月の生命。

凜華(吉岡里帆)を愛してしまったら、
自分がいなくなった後哀しみが深くなってしまうから…と
凜華のそばから離れようとする。

一方、一瞬でも良いからそばに居たい、
今の気持ちを大事にしたいと思い
律を追いかけ続ける凜華。

その切ない葛藤の最中、
どこかへ行ってしまいもぬけの殻となった律の住んでいた部屋で、
呆然とする凜華は「律のいつも着ていた上着」がふと目に入る。

その上着に顔をうずめ、律の匂いに包まれ…
「確実に彼の存在を感じながらも、もうここにはいない」
という現実に直面してしまう

そんなシーンがありました。

大好きな「彼の残り香」。
その匂いに包まれ思わず涙が溢れ出てきてしまう…

そんな経験をしたこと、
もしかしたら、%%mei%%さんにもあるのではないでしょうか。

 

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香りは、脳の「記憶に残る」

 

大好きな人の香りって、
なんでこんなにも切なくなるんでしょうね…。

実は、香りにはこんな秘密があります。

嗅覚は五感のなかでも突出して感度が高く、
「記憶力」がいい感覚。

鼻の粘膜の受容体からのシグナルが、
脳の原始的な本能行動(食欲・睡眠欲など)や
記憶、情動(喜怒哀楽、快・不快など)を司る
大脳辺縁系にダイレクトに届くため
本能的な情動と結びつきやすいのです。

視覚や触覚などいくつもの段階を経て
脳に情報が送られる他の感覚に比べると、
「ノイズが入りにくい」と云われています。

だから、他の五感に比べて、
直感的に…あ、あの時の香り…
と、記憶に残る大切なシーンが
リアルに呼び戻されたりするのです。

あなたは、どんな香りを嗅いだとき、
大切な記憶を思い出したことがありますか?

ぜひ、日頃から何も感じなくなっているな〜
なんていう時には、五感をフル稼働して、
大好きな香りを嗅いで、自分の大切な思い出に浸って、
あなたの大切にしているものや価値観を
思い起こしてみてはいかがでしょうか^^

 

それでは、今週もあなたにとって
素敵な一週間になりますように!

 

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