〈後記〉古書の香り調香ワークショップ@高円寺LECURIO

昨日は「古書の香り調香ワークショップ」@高円寺LECURIO

へ沢山のご来場有難うございました!
パルプの劣化で生じるヴァニリン、皮革装丁のレザリー感、鉛筆のようなシダーウッドの香り…。様々な素材から、かなりリアルな本の香りができましたね!!
みなさま、真剣に本の香りを分析中…*
ルキュリオさんにこのワークショップのために選定いただいた17世紀〜近代の様々な匂いの本セレクトが凄すぎて…!!
WS内だけだともったいないので少々ご紹介させていただきます。
古い順に…
◯グーテンベルクの聖書(1715)
300年以上も前の聖書。
装丁は革のバッグ?!と思えるほどしっかりした触り心地の動物の革です。
もともとは真っ白だったものが、経年劣化とともに味わい深い色へ。皮革のにおいは、時間が経ちすぎて逆にほとんどしませんでした。
◯「 La Dernière Classe/最後の授業」アルフォンス・ドーデ
普仏戦争に負け、明日からドイツ語で授業をしなくてはならない。だから今日がフランス語で教える”最後の授業”。
終業を告げる教会の鐘の音が鳴ると先生は蒼白になり、黒板に「VIVA FRANCE!/フランス万歳!」と大きく書いて”最後の授業”を終えた。
このようなあらすじのお話だそう。
一見どんなことが書いてあるのか全くわからない外国語の本も、そのストーリーを知ると途端に愛おしくなります。
またフランスでルリユールといって、昔は本の中身(紙の部分)を自分で購入して、装丁を専門の装丁師さんにお願いするのが流行していたとのこと。この本も特別なフィレンツェを想起させるマーブルが特徴の、世界にひとつの装丁!
糊付けしてある装丁だからか、紙の粉っぽいスモーキーさとほんのり酸味のある糊のにおいが特徴的でした。
(この本についての詳細は、WS参加者さまにフランス文学のお詳しい方がいらして教えてただきました!ありがとうございます!)
◯コーラン
いわずと知れたイスラム教の経典ですね。キラキラしてます!
クッション性のあるカバーがめずらしい。
オリエンタルな国を渡ってきたからか、ほんのりとスパイシーな香りがしました。
◯チェコ、ロシアの本

どちらも植物図鑑のようでした。

左のチェコの本は、日本の絵本のように硬めの紙を貼り付けた装丁で、ほんのり酸味のあるにおい。

 

右側のロシアの本は、学校の文集?と思えるような簡易な装丁。紙も安いものを使っているからか紙質が軽く、ふんわりひんやりした空気感のある独特な香りがしました。

 

 

肝心の、本の香り分析・本の香りをつくる工程は、

WSご参加くださったお客様のInstagramレポートがとても詳しくわかりやすいので、ぜひ下記よりご覧くださいませ^^

 

https://www.instagram.com/p/B0KENnsFULB/?igshid=gzuwpviwsf9v

 

LECURIOさんならではの、特別すぎるワークショップ、

ご来場の皆様本当にありがとうございました!

 

次回の調香WSは、8/25(日)ご自身のホロスコープの中の冥王星を極める!をテーマに開催予定。

 

告知開始などの最新情報は、

Twitter @ablxs_official

のチェックをよろしくお願いします^^

 

ではでは、また次回みなさまにお会いできる日を楽しみにしております!

 

 

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