「香香」という名前の由来

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ついに上野動物園の新生パンダちゃんの名前が発表されましたね!
しかも名前は「香香(シャンシャン)」
http://www.asahi.com/articles/ASK9H3FC9K9HUTIL017.html

香りという名前がついていて、
香りに纏わる仕事をしているものとして、
なんだか親近感がわいてうれしいです^^

さて、今回のテーマは…

「香香」という言葉の由来。

香香という言葉は
なんと…「お漬物」「たくあん」という意味もあるそう!
(パンダちゃんの名前には、きっと違った意味があるとは思いますが・笑)

でも、たしかにお漬物は
「香の物(こうのもの)」と言ったりもしますよね。

言葉の響きからして、
どこか高尚な雰囲気が感じられます。

ではなぜ、お漬物を“香の物”と呼ぶのか
あなたはご存知でしょうか?

“香の物”というくらいですから、
香りに何か関係があるに違いない…

調べてみたところ、
実は、日本に古くからある

「香道」に由来するもの

だということがわかりました!!

日本には古来より、茶道、華道など共に
香道という雅な遊びがありました。

香道は、香木を焚いてその香りを聞き分け
(香道では、香りを嗅ぐ事を「聞く」といいます)
何の香木が焚かれているかを当てるもの。

その時に、臭気を取るものとして
食べられていたのが「生大根」でした。

”香の物”とは臭気をとるためのものだった!

生大根には口の中の臭気を消す作用があると考えられ、
繊細な香木の香りを聞き分ける
嗅覚を整える役目を果たしていたのです。
(今でいうフレグランスを嗅ぎ分けるときに使う、
コーヒー豆のような役割に近いかもしれませんね!)

しかし、当時は今のように一年中、
生大根があるわけではありません。

そこでぬか味噌で漬けた大根の漬物を使っていたのです。
ぬか味噌の匂いはお香の香りの邪魔にならず、
鼻の通りをよくするのに役立つとも考えられていました。

しかし、雅な貴族の遊びであった香道の前に食べるものとして、
「ぬか漬」という呼び名はあまりにもふさわしくありません。

そこで生まれた言葉が“香の物”だったのです。
だから厳密に言えば、“香の物”とは大根の漬物だけを指す言葉。

それが時代とともに変化し、
今ではちょっと上品な呼び方として
漬物全般を“香の物”と言うようになったのです。

そんな意味があったとは…!
やはり「香り」を嗅ぎ分けるときには、
感覚を繊細に保っていないといけない、
そのことを古から人は知っていたんですね。

ぜひ、現代でも新しいフレグランスを選びに行く日には
感覚鋭く鼻をリフレッシュさせてから、
お出かけされることをオススメします。
より自分にピッタリな香りに出逢えるとこと請け合いですよ^^

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