懐かしい記憶と繋がる香り

「あ…この香り、知ってる!」
ふと、そう感じる瞬間ってありませんか?

 

マルセルプルーストの長編小説『失われた時を求めて』では、

紅茶に浸したマドレーヌを口にした瞬間、

幼少時代の記憶が鮮やかに蘇る…という名シーンがあります。

 

そんな物語から着想を得た、
フランス のフレグランスブランド「MAD et LEN(マドエレン)」

 

オードパルファムの取り扱いもありますが、特筆すべきは、
黒溶岩と、アカシアの樹脂にオイルを垂らして使うルームフレグランス。

嗅ぎくらべてみたところ、

溶岩のほうは空気を含ませたように柔らかく香り、
樹脂に垂らすほうは爽やかに明るく香る…
けっこう違いがありました!

 

人間の肌と同じで、何を媒介にして香らせるかで、
広がる香り立ちが変わるというのもおもしろいですね。

 

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